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吃音の症状(伸発、連発、難発・阻止・ブロック)と随伴行動とは

「伸発と連発と言われてもピンとこない」
「難発と阻止とどう違うの?」
「ブロックってなに?」

吃音きつおんに限らず医療用語はわかりにくいですよね。

今日は吃音きつおんの症状である伸発、連発、難発・阻止(ブロック)についてと、専門家でもよく間違えている随伴行動について紹介したいと思います。あなたがどの吃音きつおんにあたるのか確認していきましょう。

連発とは

「あ、あああ、ああのさ、こ、ここここんど」というように言葉を連発してしまうことからついた名前です。わかりやすい症状で、吃音きつおんといえばこれを思い浮かべる方も多いと思います。

子どもに多いのも特徴です。あなたが小さい頃にもクラスにこのような話し方をする友だちがいたかもしれませんね。それが連発吃音きつおんと言われるものです。

伸発とは

「あーーーーーーのさ、こーーーーんーーーどーーー」と伸ばしてしまうことから伸発と呼ばれています。こちらも子どもの吃音きつおんに多い特徴です。

たいていはこの伸発と連発を併発します。重度、軽度で言いますとまだ軽度にあたります。

難発・阻止(ブロック)とは

難発とは最初の一言目が言えなくなる症状です。例えば「お世話になっております」という何気ない言葉でも最初の「お」が言えません。「・・・すぇわになっちぇおります」になります。でも不思議と二言目の「お」は言えるのですから吃音きつおんはわからない病気です。

ちなみに私も経験があるのでよくわかるのですが、一言目を発しようとしている時、吃音きつおん者は息を吸うことも吐くこともできない状態です。

なぜなら言葉を発しようしているので、息は吐こうとしています。しかし、言葉は出ないので吐くことはできません。もちろん言葉を発しようとしているので、逆の行為である呼吸を吸うということはできません。よって酸欠に陥ります。

酸欠になると顔が赤くなり、脈拍が速くなり、人によっては手が震える。緊張もしていないのに「緊張しすぎ」とか言われる。プライドの高い人には辛いことです。

ちなみに難発・阻止・ブロックを使い分けられる方がいますが、これらの違いはありません。恐らく難発というのは難しい単語なので、阻止という俗称が生まれ、英語で言えばブロックなのだと思います。

吃音きつおんの症状と年齢の関係

吃音きつおんになればこれら3つの症状は一気に出るわけではなく、段階があります。大きくは連発+伸発、難発(連発)という2つです。

しかもこれらは幼児、子ども、大人で推移していくのも特徴です。
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段階についてはこちらにも詳しく書いてあります。
私の吃音きつおんは重度?それとも軽度?とりえる対策は?

吃音きつおんの症状とよく間違われやすい随伴行動

言葉が出にくいのはリズムを取ることで発しやすくなります。吃音きつおんは歌だとどもらないというのはよく知られた特徴ですが、あれは音楽でリズムを取っているからです。

再発率が高いということで今や廃れましたが、それを利用したリズム発話(メトロノーム法)や言語聴覚療法なんてものもあります。

言語聴覚療法についてはこちら
DAFやFAFなど言語聴覚療法では吃音きつおんが治らない理由

随伴行動とは言葉がでにくいので、リズムを自分の身体で取る行動のことです。具体的には手を上下に振ったり、指で自分の身体の一部をトントントンと叩いたり、ココロの中でタイミングをとったりすることなど吃音きつおんに伴って出る行動のことです。

よく間違われやすいのですが、これ自体が吃音きつおんの症状ということではなく、吃音きつおんに伴う副次的なものです。

一番辛いのは難発

連発、伸発はパッと見わかりやすい症状であるため、いじめやからかいの対象にはなるものの、意思疎通はできますので本人もそれほど気にはしていません。

吃音きつおん者にとって一番辛いのは、日常生活に影響の出る難発です。例えば、仕事だと電話に出る、出勤・退勤時のあいさつや朝礼、プレゼン、結婚式のスピーチなど社会人として話さざるをえない機会が多いですよね。

そんな中「話したくても話せない」、「緊張もしていないのに緊張しているように見られる」というのは本当に辛いものです。

これらは私の経験談ではあるのですが、会話の度に「どもるかもしれない・・・」「どもったら笑われる・・・」という不安に襲われながら話すというストレスは本当に想像を絶します。

しかも実際にどもったあと「電話で自分の名前が言えなかった・・・」「人前で壮絶にどもってしまった・・・」ともなると自己嫌悪も半端じゃなくなります。

このように難発はレベルで言えば重度にあたり、日常生活に影響をおよぼすため一番辛い吃音きつおんとなります。

最後に

このように吃音きつおんにはおおきく3つの症状があります。それぞれの特徴を抑えておくとともに、随伴行動は直接的な症状ではないと理解しておきましょう。

でないと「随伴行動をまず止めるべき」「それが吃音きつおん改善につながる」といった誤った治療になってしまう可能性もあります。

ちゃんと違いを認識することが大事ですね。

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