基礎知識

大人と子どもの吃音は原因も違えば治療方法も違う

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吃音を本気で治そうとされている方はこちらの3記事にすべてをまとめてあります

「大人だろうが子どもだろうが同じ吃音なんだから発声練習しときゃ治る!」

いまだにこんなことを言う人がいるので困ったものです。言い方は違えど、お医者様であっても子ども向けの治療方法を大人にも適用しようとする人もいるといいますからたまったものじゃないないですね。

少し調べればわかりますが、大人と子どもでは原因も違えば、治療方法も違います。ここではその違いについて見ていきましょう。

症状による違い

まず症状が違います。吃音の症状には3つあります。「あ、あああ、あああのさ!」とどもってしまう連発性、「あーーーーーーーのさ」と伸ばしてしまう伸発性、「・・・ぁ・・・ぁのさ」と一言目が出にくい難発性です。

子どもの吃音とは連発性と伸発性、そして大人になるにつれて(吃音を隠すテクニックを伴うがゆえに)難発性に移行するという特徴を持っています。
吃音の症状(伸発、連発、難発・阻止・ブロック)と随伴行動とは

吃音のレベルを4つに分けて難発性を伴うほど重症とされている分け方もあるのですが、私のように大人になってから難発性のみを発症するという人もいるので個人的にはその分け方は違和感があります。

ちなみに出にくい言葉を奮いだそうとするがあまり、身体の一部が動いてしまうことを随伴行動と言ったりしますが、これは副次的なもので症状ではありません。

原因の違い

もちろん原因も違ってきます。子どもは主に発達障害によって発症します。

連発性や伸発性というのは発声器官がまだ十分に発達していないから起こってしまうこともあるので、得てして子どもに多いタイプの吃音です。

また大人になるにつれて発達器官は発達しますから、自然治癒も多いとされています。たとえば2歳~4歳では5%が発症するという吃音ですが、4年後には70%が自然治癒すると言われています。

一方、大人の吃音は全器官が発達しているため、発達障害であるとは考えられません。また、繰り返しになりますが、私のように大人になってから吃音になった人もいるわけで、大人になってから発達障害になることは考えられません。

そのため、子どもと大人の吃音の原因は違うところにあえると言えます。

治し方の違い

原因が違うのでもちろん治し方も違ってきます。例えば子どもの吃音が発達障害なのであれば、身体的なトレーニングがメインとなってきます。

子どもの吃音治療で有名な早坂式吃音改善術においても子供と大人の治療方法は明確にわけられていて、吃音の子どもが苦手とするあることに注目してトレーニングを行っています。
子どもの吃音に最適な早坂式吃音改善術の評判、口コミ、レビューまとめ

また、吃音を軽減させるために環境を変える(環境調整)も有効とされていることから家族の協力は不可欠です。早坂式はこういった点についても取り入れており、トレーニングと環境調整両方からのアプローチがなされています。

一方、大人の吃音は子どもの治療は向きません。冒頭に書いたとおり、大人の吃音でも腹式呼吸や発声練習など身体的なトレーニングをしてしまうとえらい目にあいます。
腹式呼吸や発声練習(ボイトレ)では吃音は治らない理由

大人は脳からアプローチされるのが一般的です。私が吃音を克服した「M.R.M吃音改善プログラム」においても脳のくせが吃音の原因からとされています。これはアメリカやカナダなどで研究が進んでいる分野です。
買って試した私がおすすめ!吃音治療ならMRMの吃音改善プログラムがいいぞ

注意すること

注意することもそれぞれ違います。例えば子どもはその喋り方や随伴行動で身体の一部が動くので、傍目から見るとからかいの対象になりやすく、いじめにもつながります。

聞くところによると子どもの吃音者のうち半分以上がいじめを経験しているそうです。そのため、子どもはからかいやいじめ、不登校に気をつける必要があります。

また、親の目の届かない学校でも注意が必要です。助けと鳴るのは先生ですが、先生は吃音について知らない人も多いはず。面談や紙でちゃんと吃音についての理解を求めておいたほうがいいでしょう。

一方、大人の吃音は仕事が障害になることが多いです。一口に職場に理解を求める、という学校みたいな対応もできますが、会社員としては命取りになりかねません。

つまり「吃音なのはわかったが特別扱いはできない」と言われたり、理解してもらって特別扱いしてもらえているが、出世や職場の評価に響いてしまうということです。

いっそのこと障害者認定してもらって仕事をするという手もありますが、給与面から現実的ではないのも以前紹介した通りです。
面接、就職、仕事をする上で吃音をカミングアウトするメリット・デメリット

だからこそ、大人の吃音は一人で思い悩んでしまうことから鬱や社交不安障害(SAD)を併発しやすいと言われています。

私自身、この辛いが誰にも相談できないという地獄のような吃音の辛さを12年間も味わっています。冗談ではなく「死ぬほどの辛さ」です。

最後に

このように大人と子どもの吃音の違いを見てきました。

いろいろ言いましたが、吃音者にとっては最善のことは、普通の生活を送れることだと思います。決して「治らないから」と吃音とうまく付き合っていく方法を望んではいないと思います。

吃音を克服したいと本気で願う方は記事内で紹介した方法を試すのも1つかと思いますので興味ある方はそちらの記事も見てみてください。

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私の吃音治療の体験を元にした濃い情報を発信しています。吃音に悩まれている方のためになればと思います。
あなたは「吃音は治らない」と思っていませんか?しかし、吃音は治ります。

事実、私は12年間悩んだ吃音を克服できています。ポイントは脳科学です。

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