一時的なテクニック

明日から使える!どもらない6つのテクニック(元吃音者直伝)

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このサイトは元吃音きつおん者である吃音きつおんモンキーが運営しているサイトです。

吃音を本気で治そうとされている方はこちらの3記事にすべてをまとめてあります

「面接までに吃音を治したい!」

「どもらずに結婚式のスピーチをしたい!」

目先に大事なイベントを控えられている吃音者にとっては切実な願いですよね。

しかし、吃音が治らないまでもテクニックでどもりを軽減したり、どもらずにすませる方法というのは存在します。

ここでは私が実際に使っていたテクニックを紹介しましょう。

ちなみにイベントまで6週間~3ヶ月程度あるのであれば、こちらの方法で根本的に改善したほうが早いです。
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何よりも傾向と対策!どもる傾向のある言葉とは

吃音者ならどんな言葉でもどもると可能性があると思っていませんか?可能性という意味ではそうかもしれませんが、実はどもりやすい言葉というのは条件があります。

例えば吃音者が共通して苦手意識を持つ言葉「おはようございます」「お疲れ様です」。これらには共通点があります。結論を言いますと次に3つに当てはまります。

  • ①最初の言葉に
  • ②言いにくい組み合わせがある
  • ③日常的に使われる言葉

言いにくい組み合わせというのは「お」+「タ行(カ行)」などです。他にもいろいろあります。詳しくはこちらを見てください。
吃音で一言目の「あ」「お」といった母音や「カ行」「タ行」が言いにくい理由

逆に言えば意図的にこれらの条件を避ければどもらずにすみます。

傾向がわかれば対策対策

私が実際に使っていたテクニックです。参考にしてください。

文頭に他の言葉をつけてみる

一言目の「お」が入っていると吃音者にとっては言いにくいです。「おはようございます」「お疲れ様です」「お世話になっております」。日本語って日常的に使われる挨拶の最初に必ず「お」がついていますね・・・。

これを文頭に何か言葉をつけて、「お」が先頭じゃないようにしてみましょう。私は「あ!おはようございます!」「あ!お疲れ様です!」というように使っていました。最初の「あ!」というのはあなたに気づきましたよ、あなたに挨拶しているんですよというサインです。

人間、自分が他人に気づいてもらえると好感を持たれます。そのため、むしろつけたほうが印象が良くなります。

面接だと「はい!」なんか良いんじゃないでしょうか。歯切れもいいですし、元気良さや誠実さが伝わります。元気よく「はい!」と言って印象を悪くすることはまずないと思います。どもったり、物怖じしながら「・・・ぉはょう・ざいます・・・」とどんより挨拶するより全然印象はいいです。

スピーチだとすれば「みなさん、おはようございます」とか「ようこそ、いらっしゃいました」などでしょうか。いくらでも見つけることができます。

言いにくい言葉をあえて言わない

2つめの条件である言いにくい言葉の組み合わせにしないというテクニックも有効です。

言いにくい言葉の組み合わせというのは、詳しくは先ほども紹介したこちらの記事「吃音者にとって一言目の「あ」「お」「カ行」「タ行」はなぜ言いにくい」を見てもらいたいのですが、それを意識的に避けます。

例えば「お世話になっております」は文頭の「O⇒s」という繋ぎが吃音者にとって難しいとされているのですが、それであれば「s」を発音しない、または小声にすればいいというのがこの方法です。

具体的には「おえわになっております」というような発声をします。これもけっこう使えますよ。

こんなことをして伝わるの?と思われるかもしれませんが、伝わります(笑)

これは人間の脳は最初と最後の言葉さえ合っていれば文中にはめちゃくちゃでも意味が通るというものを私が勝手に応用して使っていました。

こちらを見てください。

「まだまださむいすでが、おんげきですか。」

どうですか?ちゃんと読めたんじゃないかと思います。人間の脳はとりあえず最初と最後さえ合っていれば相手には伝わるそうです。どもりまくって、噛みまくって相手に伝わらないよりは十分使えるテクニックです。

極端な話し母音だけで喋ってみてください。ラッパーの歌詞づくりやアナウンサーの発声練習のようですが、けっこうそれらしく聞こえると思います。

「おはようございます」⇒「おあおうおあいあう」

文脈も踏まえると意外と通じるものです。こちらもどもるかも・・・と物怖じするぐらいなら堂々と母音だけで喋ってみてください。

言い直してみる

これはちゃんと吃音治療で良いとされている方法です。どもった瞬間に一拍空けてもう一度言い直す方法です。私はあまり使ってことはありませんでしたが、キャンセレーションとかタイムアウトという名前がついたれっきとした吃音改善テクニックらしいです。

吃音は何度も同じ文章を言うことによってどもる回数が減るということがわかっています。それを利用しどもったら一旦話すのをやめ、再度話すことでどもりにくくなるということです。

一拍は2、3秒でいいらしいです。ただ私があまり使わなかったのは言い直してもどもるときはどもるので、突っ切るほうを選んでました。

どもる言葉を違う言葉に言い換え

こちらは吃音者は自然と身についてしまっているというテクニックです。正式に言い換えと言いいます。

言いやすい言葉に変えましょう。スピーチなら決まり文句を読むだけなのでやりやすいと思います。「お疲れ様です」を「ご苦労さま」と言い換えることができます。

スピーチのメモを、そもそも先ほどの母音テクニックにして書いておいてもいいかもしれませんね。

練習、練習、そして練習

吃音は同じ言葉を何回も読むとどんどん吃音が軽くなるということがわかっています(適応効果なんて言います)。そのため、スピーチが決まれば徹底的に練習しましよう。

吃音者は真面目で努力家が多いと言われています。今までもいろいろ努力されているあなたならこの程度の努力は大したことないはずです。

ちなみに私も大勢の前でのスピーチをやったことがありますが、徹底的に練習しました。しかもアドリブっぽいこともしたのですが、実はそれも事前に考えていたシナリオだったので、それも練習してました(笑)

しかし、当時は会社の役員に「すごくおもしろいスピーチだったよ!」と言われました。いや人前苦手なんですが・・・、といったところ「信じられん!」と驚かれたというエピソードがあります。

話が逸れましたが、やはりなにごとも練習が大事ですね。吃音者は成功体験を積んで、自信をつけることで吃音が改善することもわかっています。そのため、徹底的に練習して自信をつけておきましょう。

ちなみに面接なら想定問答集を徹底的に作りましょう。私も面接の前は想定問答集を100問ぐらい作りました。結果的に1つ2つしか当たりませんでしたが、それでもいいんです。

意味がないことなんてないように、その努力が自信になりますからね。想定問答集を作って練習練習。

装置を使って一時的に軽減する

言語聴覚フィードバック(DAF、FAF)というものを使うのも手です。これは自分の声をワンテンポ遅らせたり、声の調子をあげて聞かせる装置です。耳にイヤホンみたいなものをつけます。

これは実際に効果があるということで吃音治療の現場で使われたりします。吃音治療で有名な国立障害者リハビリセンターなんかでも使われていますね。

難点としては一時的な軽減策であることはもちろん、最初の言葉が出ない難発性吃音にはあまり効果がない、耳にイヤホンをつけるので変に思われる、といった難点があります。
DAFやFAFなど言語聴覚療法では吃音が治らない理由

スマホアプリもありますので試してみたい方はどうぞ。

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最後に

いかがでしたでしょうか。これらは私が実際に試したことがあるものです。参考にしてもらえたらと思います。

ここまでするぐらいならカミングアウトしてもいいんですよという人もいるのですが、私はケースバイケースだと思っています。

とくに面接ではあなたが障害者認定を受けていて、障害者雇用でもなければ、口が裂けてもカミングアウトしてはいけないと思います。その理由はこちらに書いた通りです。
面接、就職、仕事をする上で吃音をカミングアウトするメリット・デメリット

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このサイトは12年間におよぶ壮絶な吃音経験をした吃音モンキーが運営しているサイトです。

私の吃音治療の体験を元にした濃い情報を発信しています。吃音に悩まれている方のためになればと思います。
あなたは「吃音は治らない」と思っていませんか?しかし、吃音は治ります。

事実、私は12年間悩んだ吃音を克服できています。ポイントは脳科学です。

本気で吃音を治したいと思っているなら吃音改善プログラムがおすすめです。
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