基礎知識

吃音が挨拶や名前など日常的な言葉ほど言えなくなる理由

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吃音を本気で治そうとされている方はこちらの3記事にすべてをまとめてあります

「おはようございます」や「お疲れ様です」、自分の会社名や自分の名前。吃音者が共通して苦手だとする言葉です。

しかし、「おはようございます」や「お疲れ様です」ならまだしも人によって違うはずの社名や自分の名前が吃音者に共通して言えないというのは不思議ですよね。

そこには日常的に使う言葉ほどどんどん言えなくなるというリスクがあります。それをここでは解説していきます。

言いにくくなる言葉

言いにくくなる理由を説明する前に知っておいてもらいたいのが、吃音者がどもる言葉というのは規則性があるということです。

これって意外じゃないですか?私もそうだったんですが、日々言えなくなる言葉が増えていくという不安と恐怖の中で、そんな規則性があるなんて思ったこともないです。

今でこそ吃音が改善しているので冷静に分析することができますがね。

まぁ、詳しくは以前書いた「吃音者にとって一言目の「あ」「お」「カ行」「タ行」はなぜ言いにくい」を見てもらえばわかると思います。

まとめると次のようなことです。まずはこちらを見てください。
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引用:氏平明研究所

細かい話はさておき、言葉をつなぐ上で、上下の振れ幅が大きければ大きいほどどもりやすくなるという研究です。これから分析するとどもる言葉の規則というか条件というのがあります。それがこちらです。

  • ①最初の言葉に
  • ②言いにくい組み合わせがある

これを踏まえてもう一度挨拶を見てみます

「おはようございます」は冒頭に振れ幅の大きい「O⇒h」さらに「ご」が「g⇒O」というこれまた振れ幅が大きい繋ぎ方が連続しています。

「お疲れ様です」であっても冒頭に「O⇒t」という振れ幅が大きいものがきています。これが吃音者にとって言いにくい言葉です。

確かにこの条件に当てはまりますね。社名や自分の名前はそれぞれ違うのに、言えなくなる人が多いというのは、実は名前こそ違えどこの条件にほとんど当てはまっています。

小倉アナウンサーは吃音であることで有名ですが、「O⇒g」ということでやはり条件に当てはまっています。

日常的な言葉ほど強化される

このようにどもる言葉には規則性があるということがわかりました。

また、吃音を経験した私からすればこれに加えて「③日常的に使う言葉」というのも条件に入ると思います。

私も経験しましたが、吃音者が辛くて逃げ出したいと思うのは、話し始める前に「どもるかも・・・」という不安・恐怖を感じる瞬間と「やっぱりどもってしまった」という自己嫌悪です。

一度どもってしまうと次に話すときにも「どもらないように・・・」という緊張感があります。

これを繰り返すことによってどんどん苦手意識が芽生えます。自信も失くします。これが吃音が強化される負のスパイラルです。

挨拶は毎日よく使う言葉ですよね。社名や自分の名前も社会人なら毎日よく使うでしょう。だからこそ日常的に使う言葉というのは「苦手意識」が芽生えやすい言葉となります。

吃音者が日常的に使う言葉ほどどもりやすくなるのはそのような理由があります。

最後に

わかっていただけたかと思いますが、吃音改善にはこの負のスパイラルをどこかで断ち切り、苦手意識を克服する必要があります。そして成功体験を積むこと(吃音治療のオペラント学習と言います)が大事だと言われています。

そして、その苦手意識を克服するためには脳科学によるアプローチ、例えるならこちらの記事で紹介したMRMなんかが参考になります。
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