一時的なテクニック

出社時の「おはよう」、退社時の「お疲れ様です」が言えない時のテクニック

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吃音を本気で治そうとされている方はこちらの3記事にすべてをまとめてあります

「おはようございます!」
「お疲れ様です!」

社会人なら必ず毎日言う言葉ですよね。出社したとき、誰かが出社してきたとき、それが昼であっても夜であっても初めて合う人には「おはようございます」というように決まっている職場もあります。

また退社時の「お疲れ様でした」。これも自分よりはやく帰る人には言わないといけないですし、自分が帰るときも言わないといけません。それこそ死ぬまでに一番使う言葉だと思います。

にもかかわらずこれらの言葉ってどもりやすく噛みやすいんですよね。しかし、これらの言葉であってもどもらずに話すテクニックというのが存在します。

ここでは私の経験を踏まえたそのテクニックを伝授したいと思います。

「おはようございます」や「お疲れ様です」はなぜ言いにくい

詳しくは以前書いた「吃音者にとって一言目の「あ」「お」「カ行」「タ行」はなぜ言いにくい」で書いた通りですが、要はこういうことです。

まずはこちらを見てください。
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引用:氏平明研究所

細かい話はさておき、言葉をつなぐ上で、上下の振れ幅が大きければ大きいほどどもりやすくなるという研究です。

「おはようございます」は冒頭に振れ幅の大きい「O⇒h」さらに「ご」が「g⇒O」というこれまた振れ幅が大きい繋ぎ方が連続しています。

「お疲れ様です」であっても冒頭に「O⇒t」という振れ幅が大きいものがきています。

これはどもる言葉に規則性があるという表れです。そしてこれら挨拶というのは毎日よく使う言葉です。それが毎回どもる、言いにくいとなれば苦手意識も芽生えます。それが実際にどもるわけですから、どんどん苦手意識が根付きます。自信も失くします。これが吃音がどんどん悪化してます負のスパイラルです。

それを正のスパイラルに変えるには脳科学によるアプローチが最も良いというのはこちらの記事「買って試した私がおすすめ!吃音治療ならMRMの吃音改善プログラムがいいぞ」で書いた通りです。

どもらずに挨拶する方法

ここからは私の経験則に基づくテクニックです。

私の場合は冒頭でお話した通り、毎日毎日挨拶をする機会がありました。しかも体育会系ということでけっこう大声で言う必要がありましたし、朝礼当番では挨拶トレーニングがありました。

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挨拶トレーニングは大声で挨拶を発声するため、大声でどもるんですよね。私にしたら「どもりお披露目会」「屈辱公開処刑」といったところです。

後輩や女性社員にクスクス笑われるのは辛かった・・・。私の吃音体験記に興味あればこちらをどうぞ。
吃音ブロガーのプロフィール

話が逸れましたがこういった経験からどもらずに挨拶するテクニックが自然と身についています。それらを紹介しましょう。

先ほど紹介した記事にも書いてあるのですが、どもる言葉の規則というか条件というのがあります。それがこちらです。

  • ①最初の言葉に
  • ②言いにくい組み合わせがある

ということです。逆に言えばこれらの条件を避けるように対策さえすれば、なんとかどもらないようにすることができます。

文頭に他の言葉をつけてみる

一言目が出にくくなる難発性吃音の方はとにかく最初の言葉を出すことが大事です。そのために文頭に適当な枕詞をつけるのは効果的です。吃音者の間じゃ挿入とか呼ばれていますね。

私は「あ!おはようございます!」「あ!お疲れ様です!」というように使っていました。これがけっこう使えます。というのも最初の「あ!」というのはあなたに気づきましたよというサインです。むしろつけたほうが印象が良くなります。

挨拶トレーニングなど決まり文句を言う場合はこのテクニックは使えませんので、小声で「ぁ・・・おはようございます!」みたいな感じで誤魔化していました。引き伸ばし法と言われる「ぁーーーーーおはようございます!」というように助走しても同じ効果があります。

言いにくい言葉をあえて言わない

言いにくい言葉の組み合わせにしないというテクニックです。言いにくい言葉の組み合わせというのは、詳しくは先ほども紹介したこちらの記事「吃音者にとって一言目の「あ」「お」「カ行」「タ行」はなぜ言いにくい」を見てもらいたいのですが、それを意識的に避けます。

例えば「お疲れ様です」は文頭の「O⇒t」という繋ぎが吃音者にとって難しいとされているのですが、それであれば「t」を発音しない、または小声にすればいいというのがこの方法です。

具体的には「おっかれさまです」「お・かれさまです」「おうかれさまです」というような発声をします。これもけっこう使えますよ。こんなことをして変に思われない?と思われるかもしれませんが、意外と変に思われません(笑)

これは人間の脳は最初と最後の言葉さえ合っていれば文中にはめちゃくちゃでも意味が通るというものを私が勝手に応用して使っていました。

実際にやってみればわかります。こちらを見てください。

「まだまださむいすでが、おんげきですか。」

どうですか?ちゃんと読めたんじゃないかと思います。人間の脳はとりあえず最初と最後さえ合っていれば相手には伝わるそうです。どもりまくって、噛みまくって「・・・ぉちゅきゃれしゃまです!」とか大恥を掻いた上に相手に伝わらないよりは十分使えるテクニックです。

最後に

ここまでいろいろ書いておいてなんなんですが、やはりこのような一時的なテクニックは一時的に留めておくというのが良いと思います。

これは私の経験則ですが、テクニックを覚えれば覚えるほど言えない言葉が増えるということを経験しました。やはり騙しのテクニックを一生続けるというのもやはり難しいと思います。

最も良いのはこれらを利用しながらも、吃音を根本的に改善していくというのが良い方法かと思います。

吃音改善を思い立ったらこちらをご参考に。
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