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吃音で一言目の「あ」「お」といった母音や「カ行」「タ行」が言いにくいときの対策

吃音きつおんになってからと言うもの、どんどん言えない言葉が増えてくる
このまま吃音きつおんが進めばすべての言葉を離せなくなってしまうのではないか・・・

漠然とこのような不安を抱えることもあるでしょう。しかし、どもる言葉というのには実は規則性があるんです。心当たりがありませんか?

そう「あ」「お」「タ」「カ」などですね。また母音も関係していると言われています。ここではどもりやすい言葉と規則性について解説していきましょう。傾向がわかれば対策も立てやすくなります。

どもる言葉

どもる言葉というのはなぜか一貫性があります。どもる言葉は何回言っても言いにくいですし、言える言葉はずっと言いやすいです。

しかし、一旦どもってしまうと苦手意識と「またどもるかも・・・」という不安から必ずどもるようになってしまいます。

このようにどもる言葉というのは再現性があります(一貫性があるというような言い方もします)。

そしてこの再現性のキーワードは先ほどお伝えした通り、母音です。こちらを見てください。氏平先生の吃音きつおん研究です。

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引用:氏平明研究所

細かい話はさておき、言葉をつなぐ上で、上下の振れ幅が大きければ大きいほどどもりやすくなるという研究です。何か気づきませんか?

一番下に母音が固まっています。そして日本語はほとんど母音+子音で言葉が作られています。
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そして先ほど出にくい言葉として挙げたtやkは最上段に位置していますね。つまり、タ行、カ行は最大の振れ幅になり吃音きつおん者にとっていいにくい言葉ということになります。
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私達吃音きつおん者はどもる言葉が憎くて冷静に見られませんが、このようにどもる言葉というのは再現性と規則性があるのです。

余談ですが、最上段のグループは閉鎖音、中段のグループは鼻音、最下段は母音というように呼ばれています。

実際にどもりやすい言葉

ではいいにくい言葉から見ていきましょう。以前書いた私の経験「吃音きつおんが辛くて仕事を辞めたい人に送る元吃音きつおん者からのアドバイス」からも引用しましょう。

私が苦手としていないのは、

「サ(s、a)から始まる私が働いていた会社の社名」
「オから始まりgにつなげる自分の名前」
「お(O、h)はようございます(」
「お(O、s)世話になっております」
「お(O、t)疲れ様です」
「お(O、s)先に失礼します」

などです。ばっちり規則に沿っていて、かつ最初の言葉が出ない難発性吃音きつおんにとって苦手な文頭に固まっていますね。こうしてみると日本語のあいさつというのは母音始まりが多いんですね。。。地獄なわけです。

傾向がわかればどもらない対策を

どもる条件というのは

  • ①最初の言葉に
  • ②言いにくい組み合わせがある

ということです。それであればそれを避けてしまうというのが対策として効果的です。

例えば最初の言葉にさせないように、文頭にもう一つ枕詞をつけてみる。よくある「えーと」「あのー」とか言った具合ですね。挿入と呼ばれるテクニックです。

私は「あ!おはようございます!」「あ!お疲れ様です!」というように使っていました。これけっこう使えますよ。というのも最初の「あ!」というのはあなたに気づきましたよというサインです。

むしろつけたほうが印象は良いでしょう。

次に言いにくい組み合わせにしないというテクニック。「お(O、s)世話になっております」が苦手な組み合わせなのであれば、「せ」をあえて言わない、または小声にするというテクニックです。

「おえわになっております」とします。これもけっこう使えますよ。これは人間の脳は最初と最後の言葉さえ合っていれば文中にはめちゃくちゃでも意味が通るというものを私が勝手に応用しました。

「まだまださむいすでが、おんげきですか。」←どうですか?ちゃんと読めたんじゃないかと思います。このようにとりあえず最初と最後さえ合わせればなんと相手には伝わります。

最後に

いかがでしたでしょうか。ここまででどもる言葉の傾向・規則性とその言葉に対する対策を見てきました。

ここでは一応テクニックとして紹介はしていますが、あまり多用するとそれに頼ってしまってどんどん吃音きつおんが強化される可能性もありますのでほどほどにしておきましょう。

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