吃音ブロガーのプロフィール

このブログを見て頂きありがとうございます。

管理人の吃音きつおんブロガーです。もうすぐ36歳の誕生日を迎えます。ドラクエと息子をこよなく愛しており、もうすぐ生まれる二人目の子どもが楽しみでたまりません。

私と吃音きつおんについて

私は社会人になって吃音きつおんを発症して12年間も吃音きつおんに悩みまくりました。でも一応、今では吃音きつおんは改善し、悩みのない日々を送っています。

ただ、吃音きつおんだった日々を思い返すと地獄だったんですね。言葉が出ないということがあんなに辛くて苦しいとは思いませんでした。

会社が嫌で嫌で正直、死のうと思ったのは1度や2度ではありません。100回はゆうに超えています。よく言われる「死ぬぐらいなら会社辞めれば?」と言われますが、そんな簡単なことではありません。

吃音きつおんで辞めると「プライド」が傷がつくんですよね。将来が不安なんですよね。

  • (言葉を出すなんて)簡単なことができないって理由で辞めるなんてプライドが許さいない
  • 辞めたとしても次の職場でも「話す」ことはついてまわる。辞めても状況は良くならない
  • 「話せない」僕に転職できるのか。そもそも面接が難関だ。今が地獄だとしても働けているだけまだましだ
  • 「話せす」なんて基本的なこともできないならまともな職につけないかもしれない。将来はどうする。

このページを見られている方は大抵吃音きつおん者だと思います。だからこれらの気持ちはすごく共感してもらえると思います。吃音きつおんは言葉が出ない病気です。健常者や吃音きつおんに無知な方はこう思います。

「は?言葉がでない?言葉なんて簡単に出るでしょ。だっておまえ今普通に喋ってるし。とかなんとか言って緊張してるだけなんじゃないの?落ち着いて喋れよ。」

いやまさしくその通りです。言葉を出すなんて簡単(のはず)ですよね。吃音きつおん者自身もそう思っていますよ。でもそんな簡単なことさえもできないのが吃音きつおんです。

簡単なことさえできない自分に自己嫌悪するんです。おぞましいほどの自己嫌悪。話す前にどもるかもしれないという不安、話し終わったあとに「こんなこともできないのか」という自己嫌悪。それが延々続いていくんです。

話すことを避けて生きてはいけませんよね。ということはこの不安と自己嫌悪が一生続くんです。そして、それが一生続くと自分の将来はどうなるのかという別のさらに大きな不安が訪れます。

これを毎日、毎日、毎日繰り返します。そりゃ病みますよね。吃音きつおん者は社交不安障害(SAD)や鬱を併発しやすいと言われています。また、自殺をしようとする人も群を抜いて多いんです。

おそらくはこれらが理由なんだと思います。大人の吃音きつおん者は得てして吃音きつおんを隠すのがうまくなっている。だからこそ「噛んじゃった」「どもっちゃった」という照れ笑いの奥で、心底悩み、でも一人で苦しんでしまっている人あまりに多いんです。

社会人1年め:吃音きつおんを発症

先ほども言いましたが、私が吃音きつおんになったのは社会人になってからです。吃音きつおん者にとって最大の難関の1つ、就活と面接を経験しなかったのは不幸中の幸いだったと思います(転職時に面接を経験しましたが、私は吃音きつおんが治ってから転職しました)。

私が新卒で入社したのはかなり大手の体育会系バリバリの会社でした。あいさつの大声は当たり前、でも職場の私語は禁止。席は全員が同じ方向を向いているスクール形式(上職が部下を見張るため)。礼節を少しでも間違うととてつもなく激怒されるというすごく緊張感のある職場でした。

そんな状態で与えられた仕事が「電話取り」。どんな会社でも新卒が仕事を覚えるための登竜門でしょう。しかし、私の場合普通と違ったのがこの緊張感のなかでの電話取りだったということです。

先ほども言いましたが、後ろからみんなに見張られているんですよね。先輩、同僚、主任、係長、課長、部長・・・。後ろから見られているという緊張感は半端じゃないです。

しかも職場は私語禁止でしたらか普段から「シー・・・・ン」としてしています。その中で電話取りをするということは一挙手一投足、一語、一語、言葉遣いまで見張られている、そんな感じでした。

もちろん、私が受けるプレッシャーは半端じゃありません。緊張しすぎると普段の力の1割も出せないなんてことありますよね。私がまさにそんな感じ。

あまりの緊張感に相手の名前を毎回聞き直してしまうということをやってしまいました(もちろん、相手は名乗るのですが、頭に入ってきませんのでメモも取れません)。

「ぷるるるるるる、ぷるるる、ガチャ」

私「ありがとうございます。ドリモ株式会社の小沢でございます。」

相手「キツ株式会社の斉藤ですが、係長はいますか?」

私「はい、申し訳ありませんが、お名前をもう一度よろしいでしょうか。」

相手「キツ株式会社の斉藤です。」

私「はい、少々お待ち下さい。」

といったやりとりを毎回繰り返していました。

それで激怒したのが取引先。体育会系の会社ですから、取引先も強面。1週間ほど経ったある日のこと。

「ぷるるるるるる、ぷるるる、ガチャ」

私「ありがとうございます。ドリモ株式会社の小沢でございます。」

相手「キツ株式会社の斉藤ですが、係長はいますか?」

私「申し訳ありませんが、お名前をもう一度よろしいでしょうか。」

相手「・・・・・」

私「もしもし?もしもし?」

相手「おまえいつも名前を聞き返すやつやな!!!!係長を出せ!」

まぁ当たり前といっちゃあ当たり前なんですが、取引先を怒らせてしまいました。変わった係長は平謝り。今でこそ、長い社会人生活、失敗もある。

次に活かそうぐらいに思えますが、当時、右も左も分からない新卒だった私は「いきなりとんでもない失敗をしてしまった」と思ったことを覚えています。この事件は今でも吃音きつおんを語る上で必ず例に挙げるほどトラウマでした。

それからというもの電話が怖くてたまりません。電話が鳴ると誰か出てくれないかな・・・と願う日々。でも私に電話取りの仕事を覚えさせるため、誰も電話に出ません。出たとしても「3コール以内にでろ!」と怒られます。

電話に出ざるを得ません。電話取りを死に物狂いでやるようになりました。

吃音きつおん2年め:言葉が出にくい、噛みまくる、吃音きつおんに気づく

2年め、後輩もできたことから電話取りの仕事からも開放された頃です。おかしなことに気づきました。

というのも今度はさきほどとは逆で、私が取引先に電話したとき、みんなが聞き返すのです。

「ぷるるるるるる、ぷるるる、ガチャ」

相手「ありがとうございます。キツ株式会社の斉藤でございます。」

私「ドリモ株式会社の小沢ですが、係長はいますか?」

相手「はい、申し訳ありませんが、お名前をもう一度よろしいでしょうか。」

私「ドリモ株式会社の小沢です」

相手「ドリモ株式会社の・・・?」

私「小沢です」

どうも私の「小沢です」というのが聞き返されます。

ある日の飲み会でその理由がわかりました。その飲み会である課長が私の電話取りのモノマネをしたことがあります。

課長「こいつの電話って何言っているかわからねぇよな(笑)『おしゅはれしゃふぁでしゅおしゃわです』ってさ(笑)『お疲れ様です。小沢です』って言いたいんだとさ!電話くらいちゃんと喋れ!」
一同「(爆笑)」

本当にこれはショックでした。私としてはちゃんと喋っているつもりなのですが、どうやら上記のような喋り方だったらしいです。そりゃ取引先からも聞き返されますよね・・・。

とにかく私はこのときから吃音きつおんだったんだと思います。この喋り方は吃音きつおんが治るまで12年間まったく同じでした。2回、3回と名乗ると同僚も「あ、また聞き返されている」と思っていると思うと苦痛でたまりません。

吃音きつおん4年め:後輩ができ、部下を持ち始める

4年めともなると3年分の新卒の後輩もできましたし、主任に昇格したことから部下を持ち始めました。

そうすると辛いのが見本を見せなければなりません。模範とならないといけません。しかも男ですからプレゼンなどもビシッと決めて仕事ができる男だというところを女性社員に見せたいというやましい思いもあります。

しかし、もちろんうまく行きません。電話取りはどもりまくります。後輩の女性社員のほうがうまく話します。プレゼンも噛みまくり何を言いたいのかわからないという評価を受けます。

極めつけは朝礼です。会社では毎日職場で行う朝礼と週1回全社員(100人程度)で行う全体朝礼がありました。朝礼は当番制で当番はみんなの前に出て司会と挨拶練習をしなければなりません。

挨拶練習とは飲食業の方や接客業の方ならわかると思うのですが、大声で「おはようございます!」「お疲れ様です!」「お世話になっております!」「ありがとうございました!」というのをやります。

これが吃音きつおん者の私にとってはエグい・・・。というのも大声でやるものですから誤魔化しはききません。しかも噛むとやり直ししなければならないというおまけつき。

つまり私の場合、大声でどもったあげく、噛みまくりですから延々終わりません。しかも100人の聴衆の前です。

「・・・ぉほあようごじゃいましゅ!!・・・ぉしゅきゃれしゃまでしゅ!ぉほしぇわになっておりましゅ!」

「ちゃんとしゃべれ!」というヤジも飛びます。女性社員はくすくす笑います。上司は苦笑いです。健常者には緊張しいとかプレッシャーに弱いとか、女性には度胸なし、情けないとか、上司には大きな仕事は任せらないな、といった評価をされたと思います。

なにより大勢の前で恥をかき続けるというのは私のプライドも傷がつきますし、朝礼当番の2週間前から気が重く、朝礼当番の前日は会社が嫌で嫌で仕方がありません。

それこそ何回死のうと思ったことか

吃音きつおん12年め:もう限界・・・転機

でもそんなみじめな思いを12年間もしていて、人生を諦めていた私にも転機が生まれます。それが脳科学による吃音きつおん改善プログラムとの出会いです。

今までいくらやっても治らなかった発声練習や腹式呼吸、ゆっくり話す訓練、セラピーや薬といった従来の吃音きつおん治療とはまったく違うプログラムでした。自宅でできますし、声を出すようなものでもないですから誰にもバレることもありません。

そもそもこの方法が吃音きつおん者の私にとって理にかなっていて、「あ、これなら治る」と確信できるものでした。

大人の吃音きつおんは大抵次のような症状だと思います。

  • 「お世話になります」「お疲れ様です」といった特定の言葉が出ない
  • 朝礼など特定のシチュエーションになると最初の言葉が出ない(出づらくなる)
  • 電話で社名や自分の名前が言えない
  • でも独り言や歌、同僚との普段の会話はどもることなく話せる

これらっておかしいと思いませんか?普段は普通に話せるのに特定のシチュエーションや特定の言葉だけ話せなくなるのが吃音きつおんなんですよ。

発声練習や腹式呼吸をするというのは、吃音きつおんは発声器官の身体障害だという理論に基づいています。しかし、もし本当に身体障害だとすれば、独り言や歌、同僚との会話ならどもらないのはなぜでしょう?

突然身体障害が治ったのでしょうか。これが耳の障害だとすれば、耳の聞こえない方が歌なら急に聴こえるようになる、足の不自由な方が一人になると急に歩けるようになるということですよね。

そんなことがあり得ないということはわかると思います。

では精神疾患でしょうか。確かに精神疾患の可能性がありますが、順番が違います。私の例でもわかる通り、精神疾患だから吃音きつおんになるのではなくて、吃音きつおんだから精神までも病むのです。

仮に精神病だからと言いきってしまうとやはり吃音きつおんを治す手立てはないということになります。

精神病の薬で症状を抑えることはできても”治る”ことは絶対にありません。副作用も怖いです。

ということで私はどうしてもこういった治療方法に違和感がありました。「こんなことをやっても治るのかな?」「経験則上、理にかなっていない治療方法な気がする」という漠然とした不安です。

それに比べて、私がおすすめしている脳科学による吃音きつおん改善プログラムは非常に理にかなったプログラムでした。

詳しくはこちらの体験記に書いてますので興味があれば読んでみてください。
買って試した私がおすすめ!吃音きつおん治療ならMRMの吃音きつおん改善プログラムがいいぞ

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