吃音が治らないという誤った認識と間違った治療がされている4つの理由

吃音きつおんは治らない」

こんなことを言われていませんか?しかし、吃音きつおんは治る病気となりつつあります。

ではなぜこのように「吃音きつおんは治らない」と言われているのでしょうか。また治療方法もいまだに腹式呼吸や発声練習など間違った治療を行っているところがあると聞きます(腹式呼吸や発声練習(ボイトレ)では吃音きつおんは治らない理由)。

ここではその理由について解説していきます。

1.そもそも吃音きつおんという病気が難解

私はお医者様であっても吃音きつおん経験者でなければ治せないと思っています。逆に言えば、吃音きつおん経験者であれば医師でなくても治せる可能性があると思っています。

吃音きつおんドクターと言われている菊池先生みたいな方なら理想ですが、なかなかいらっしゃらないと思います。

というのも「たった今まで普通に喋れていた人が電話や人前だけどもる」「おはようやお疲れ様ですといった挨拶だけどもる」、という症状が健常者からすれば不思議でたまらないと思います。

直感的にどういう病気なのかイメージがわからなさすぎるんですよね。だからロジカルに考えられる方ほど、「言葉がでないんだから発語器官に問題がある」「普段と同じ力がでないのは精神的なものだ」という結論に行き着き、間違った治療方法を選んでしまうことになります。

間違った治療方法を選ぶから当然治りません。だからいつしか「治らない」というイメージがついてしまったということです。

でも実際に病気になった経験がなくても治せるのが「医者」なんじゃないか?と思われると思います。それが次の理由に関わってきます。

2.専門家であっても知識が少ない

日本では、戦後ほとんど研究されてきていません。

というのも100年ほど前に伊沢修二さんという方が吃音きつおん矯正所というのを作って、30年で2万人の吃音きつおんを治しました。その実績から、この伊沢さんが発案した方法が吃音きつおん治療に最適だと日本に広まったので、あえて吃音きつおん研究をする必要がなかったのです。

しかし、この方法は腹式呼吸や引き伸ばし法や精神論といったもので、矯正所から日常に帰ると吃音きつおんが再発するというとんでもない問題を抱えていました。

また、先ほどの吃音きつおんエキスパートであるはずの言語聴覚士の国家試験ではほとんど吃音きつおんに触れられていません。教本を確認しましたが、ほんとに1ページしかありませんでした。このブログのほうが間違いなく情報量は多いです。

このように情報量が少ないため、ここでも誤った治療方法が選ばれ、「治らない」という認識のもとになっていることがわかります。

3.ガイドラインもない

本来、病気というのは国によってガイドラインが定まっているものです。しかし、吃音きつおんにいたってはガイドラインが決まっていません。

その証拠に受診するべき科が決まっていません。あなたも総合病院で吃音きつおん治したいといってもらえればわかると思います。たいてい、耳鼻咽喉科、心療内科、精神科で揺れます。

病院側もどこが専門機関か迷っているのが現状です。セカンドオピニオンやお医者様が変わった方はわかると思いますが、先生の治療方針もまちまちだと思いませんか?

トレーニングしてみたり、抗うつ剤を出してみたり、機器を使ったり・・・。もちろん先ほどの科が変わっているというのもあるのですが、体系的な治療方法が確立していないからこういうことが起こるんですよね。

治る病気も治らなくなります。

4.続けられない

これも大きいと思います。吃音きつおん治療っていくらかかるか知っていますか?最低10万円です。しかも治りにくいとされている吃音きつおんですから、治るまで治療を続けなければなりません。

さらに吃音きつおんに詳しい言語聴覚士がいる病院となるとほんとに限られています。近場の病院で・・・といかない事情もありますから交通費もバカになりません。

そうなるといつまでも莫大な費用がかかることになります。いつ治るかわからない、治るかどうかもわからない、先の見えない治療が続けられますか?

また時間的に平日毎週通院することは社会人にはなかなか難しいと思います。そうなると多分途中で挫折して、通院しなくなると思います。

これがまた「治らない」とされる理由の1つとなります。

吃音きつおん治療ができるオンライン教材と病院と比べた時のメリット・デメリット

最後に

このような理由から「治らない」という認識が定着してしまったり、それが故に間違った治療を選んでしまい、また「治らない」という認識が強固になっていくという悪循環となっています。

このサイトでも出来る限り情報の発信をするようにしていますので気になる方は参考にしてみてください。

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